僕が小さい頃が慣れ親しんだお茶が「北村製茶」が栽培した「有機緑茶」だった。残念ながら、長崎を離れて7年間大阪に住んで「お~いお茶」や「伊右衛門」、スーパーで売られている緑茶を飲むことが多くなり、久々に有機緑茶を飲んだときに、これが飲みたかったんだと思った。
親が買ってくる緑茶だし僕は買わなくてもいいやという気持ちはあった。緑茶なんてどこで飲んでも同じようなもの。お茶といえば静岡というイメージがある。お~いお茶だって伊右衛門だってまずいわけじゃないから全然飲める。確かに味はメーカー別に違うように、お茶にも違いはある。飲むだけという点でいえば、どこでも買える安いお茶を買う選択肢は間違っていない。
ただ舌は緑茶の味を覚えているらしく「北村製茶 有機緑茶」というフレーズ。そして金色のパッケージを覚えていた。
北村製茶について
長崎県北松浦郡佐々町木場免というところにあるけど、どのあたりかというと上本山町から北上したところにある。牟田原霊苑や夢の杜などがあるので目印にすると良い。
有機栽培の緑茶
山の上にあるため近くにある農家さんから農薬が飛んでくることがなく、茶畑では農薬や化学肥料を使わず、木酢液などを使っています。だから「有機緑茶」。農薬を撒かないので、除草は手作業でやることになる。虫除けは農薬を使っていないから虫が嫌がるようなにんにくなどを使用しているので、安心して飲める。
北村製茶で購入したお茶
ながさき発 有機緑茶
ながさき発 季節のたより 有機緑茶
有機緑茶を飲むと分かるのが、すっきりとしたお茶の味で、苦みが残らず、お茶の香りだけが残るところ。最後に残る緑茶独特の苦みがないことに驚く。さらっと飲める。
親がずっと飲み続けるのは頷けるし、僕もいつの間にか飲んでいて、お~いお茶から苦みを感じていた。その要因となっていたのが「北村製茶の有機緑茶が甘いから」だった。他のお茶と比べると苦みを感じないため、甘い緑茶と認識していた。いつの間にか僕は北村製茶の虜になっていたのである。
有機緑茶だから出せる味が楽しみたい。
北村製茶を個人で手に入れるには、僕が調べた限りで生産者の茶園、佐世保周辺にある生産者市場や上本山町にある茶の間というお店、通信販売でしか手に入らない。実は佐世保市内にあるスーパー「エレナ」「まつばや」には置かれていない、ちょっとだけ珍しいお茶でもある。
お茶好きなら一度は飲んでおかないと損するので、ぜひインターネットで「長崎 北村製茶」と検索してほしい。