【京都】フィルムで桜を撮る【春散歩】

さくらの名所と言われるとたくさん存在するんだけど、日本だからこそなんですよね。さくらのことを淡いピンク色をキレイだと思うのは、日本人の感性らしいです。美しいと思える人は日本人ということかもしれませんが、これは人種差別になるのでしょうか。

今の時代何が差別として扱われるかわかりません。女の子とちょっと会話しただけでセクハラと言われる時代です。同じ空気を吸っただけで訴えられる可能性も出てきました。男女差別というより、もはやおじさん差別のほうが酷いような気がします。デブ、ハゲ、くさいと言われるわけですから救いようがありません。神様さえ救ってくれないので、法律だけでも助けてください。おじさんを。

桜というものはおじさんでも美しいと思うので差別的な感覚はないのだと思います。若い子たちからするとインスタ映えするから撮影しているっていうのはあるし、写真を撮っているのによく見たら女の顔が大半を占めている写真とかあるじゃないですか。オメーの顔に興味ねーよと思います。毎回、食べたランチを載せている女の子とかいますけど、なんの自慢なんでしょうか。僕的には太ももとかお尻とか載せてくれると嬉しんですけど、こういうことを言うからおじさんと呼ばれるのかもしれません。でも僕は平成生まれなのでまだおじさんじゃないと思っていましたが、高校生からみたらおじさんらしいです。寂しいです。やっぱりおじさんなんですね。

桜を撮る京都っていいよね。

桜を撮るならやっぱり京都というイメージは強いですよね。特に日本家屋と桜なんて外国人観光客が飛びつきそうなものではないでしょうか。TheJapan!!という感じになりそうですね。僕日本国籍の青森と長崎のハーフなのでわかりませんけど。

でも桜は受けがいいし、どこでも生えているものなので、初心者向け…と思われがちですが、実は撮り方が限られてくるので難易度が高いとも僕は考えています。

桜って1輪だけだとそこまで美しい花ではありません。花びら1枚を撮影したり、集合していることでピンク色に染まるから映える花なんですよ。全体的な1本で撮ると映えたり、川沿いの桜を撮るとキレイと思える。逆に桜の花1輪だけ撮ると、すっごいつまらない写真になる。桜の木1本だと、いきなり春の感じになるのに。

僕が撮っている写真はほとんど拡大して撮っておらず、全体的に撮影しているのが多いのはそこにあります。たくさん同じものを撮っても近づいて撮らない。多分本当に写真が上手い人は桜の撮り方が上手い。1輪だけでも美しくとれる人は本当に上手い。上手い人は、たくさんの花を考えて撮ってきている人が多い感じがしますけど、どうなんでしょうね。僕の主観なので一概に正しいとは思いませんが、桜を1輪でキレイに撮れる人は、写真が全体的に上手いとは思います。

京都の桜で撮影してわかったことは、桜を撮る難しさです。どこにピントをあわせていいか分からない。このときは一眼レフではなくてフィルムカメラで像を合わせて撮るタイプのカメラで撮っていたんですよ。レンズは覚えていませんけど、このカメラが一番お気に入りで毎週のように撮影に行っていたのを覚えています。

持っていることに誇りを持っていたし、ステータスだと思っていました。けれどどんどん沢山の人に触れていくことで、ライカM3はステータスで持つものではないなって思ってきたんですね。楽しいから持つ。写真を撮りたいから持つカメラなんだなって。そう思い始めてから、いつの間にかライカM3じゃなくても写真を撮れるようになりたいと思い始めて、現在に至っているという感じです。

淡いピンク色の桜をライカで撮る楽しさは確かに存在します。フィルムで撮るのもデジタルで撮るのもライカに関しては高いと思います。お財布に響いてきます。これじゃなきゃ撮れないものもあるかもしれません。けれどライカ以外にも良いボディ、良いレンズは存在して撮ることを忘れずに済むカメラはたくさん知ったと思います。

年々生活費がなくて貧乏になっていく。収入が安定しないような人間なのでカメラを持ち続けるにはそれなりの覚悟を決めないといけないようになりました。桜を撮るだけで、色々なことを考えてしまいます。フィルムで撮っているだけで、デジタルで撮っているだけで、最終的に出来上がるのは写真なんですよ。形は違えど写真は写真なのですよ。

写真はこうじゃなきゃいけないって思っている人は確かにいるんだけど、桜もこう撮らなきゃいけないって思っている人もいるかもだけど、色々な視点から撮影してみて、まずは楽しむこと。次に形になっていること。と優先順位はきちんと決めておかないと写真はつまらなくなるよね。

桜もこう撮るってのはなくて、どんな撮り方でも良い。桜の認識なんてピンク色の花の木が春に咲いていれば、桜なんて思われているだけで日本人の認識なんてそんなもんだと思います。繊細に桜を見ている人間なんてどれほどいるか。何と組み合わせて撮るかで桜は華やかにもなる。普通に撮れば脇役になるってこともある。

僕みたいな写真で飯を食っているような人間はもうちょっと頑張って食えるようにしなきゃいけねぇよなってなってるけどね。

京都を知る。

桜を知れば京都を知る。桜が咲いているところはだいたい京都の中ではお寺に咲いていることが多いですよ。お寺さんと桜を一緒に撮るというのがベターになってしまうけど、一緒にお寺の歴史を学んで見るというのもありかもしれないね。そこまで足を運んで桜だけ撮って帰る人はいるけど、それだけじゃあつまらない。本当に撮影するべきこと学ぶことはあって、僕らは見逃しているのかもしれない。

神社仏閣と植物の歴史が比例しやすい。樹齢1000年の木とかあるならだいたいは山奥か、神社仏閣、歴史的建造物だったりと歴史と関係するところに残りやすいから、1000年生き残る意味というのを考えてみると楽しい。

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