【京都鉄道博物館】鉄分補給とモノクロ写真【蒸気機関車】

モノクロ写真で蒸気機関車を撮りたいと思ったときにどこで撮れるか考えてみた。蒸気機関車が走っているところは残っているものの、徐々に減ってきているのは事実だ。蒸気機関車を修理できる工場は国内1箇所のみとなっており、整備できるだけの技術や知識を持っている人だって高齢化で減ってきている。だからこそ博物館という形で歴史、技術、知識を継承していくというのはとても大事なことで、僕たち人間が大事に守り育てていかなければいけないし、未来に向けて発信していかなければいけないところとなっています。

今回2度目の鉄道博物館ですが、大人1500円で入場することが出来る。なんとこの価格で1日遊び尽くせる、知ることができる、様々な資料を読むことが出来るという点は適正価格となっている。何も興味がない人が行けば価値が生まれないかもしれないけど、何かを学びたい、子供の頃に乗っていた鉄道に触れてみたい、など興味があるなら、ぜひ京都鉄道博物館は面白いところである。土日は子ども連れが多いのでオススメは普通の平日となっている。

土日やGWなどの長期連休に行くと、ガキンチョが大量にいてうるさいぞ。室内は涼しいので夏場に子どもたちに遊ばせておける場所として活用できる。普通の博物館や美術館なら騒がせることはできないけど、鉄道博物館は子ども向けのアトラクションなども充実しているので、家族連れでも安心して遊ばせることが出来る。

蒸気機関車だけを集めてみた

今回は京都鉄道博物館の外にある車庫に保存されている蒸気機関車のみを撮影したモノクロ写真をまとめておいた。鉄道成分しかない写真なので、写真をみても楽しくないって方もいるぐらいのマニア向け。本当に鉄分補給という言葉が当てはまる。

蒸気機関車を1km走らせるために水100L、石炭40kgを使用します。つまり駅到着したら水分や石炭を大量に補給しなければいけません。性能や貨車・客車の重さによってスピードは異なりますが、時速100kmで走る蒸気機関車も存在し、石炭の投げ込み方法だけで燃焼率が変化しスピードが変化します。

1キロ走らせるので100L必要となれば、どれぐらいの補給と距離を走ったのか気になりますよね。調べたら出てくるでしょうけど、あえて調べないスタンス。みんな調べてみてくださいね。

あらゆるところに配管が通っていますが、蒸気ということは水分が通る配管なのでしょうか。鉄道に詳しいというわけではないので、詳しい仕組みを調べたわけではありませんから分かりません。ただ言えることは黒い鉄の塊はモノクロが似合うってことです。これが噂の鉄分補給です。鉄道でしか得られない成分とはこういうことかー!

わかっていましたけど、撮るのすげぇ楽しい。どの角度から撮っても格好いい。よく鉄道を撮っている人たちがいますけど、こういう視点で見ていたら気持ちは分かる。鉄道はロマンがある。子どもの頃から慣れ親しんだものではないのに、いいなぁってなるのは凄いよね。だいたいプラレールとかNゲージを走らせても、みんな同じ角度から見るし、撮影するからね。惹きつける何かがある。

国鉄が民営化されても残り続けるのは、一つにその魅力があるってこと。飛行機よりも人気で身近にある。でも田舎に行けば、特別感がある乗り物になる。地域住民の交通機関というだけではなくて、もっと繋がって利便性が高く移動手段にならないといけない。田舎の方だと1時間上下1本程度で1度乗り過ごすと、1時間後になったり歩いて向かうことになったり別の交通手段を探すことになる。田舎の場合、交通機関で駅を利用している時点で、他の手段がないので基本徒歩になってしまうんだけど。

蒸気機関車で鉄分補給

京都鉄道博物館で、正しく鉄道補給することができた。これで僕も鉄分には困らないだろう。鉄道博物館に行くことで、もっと身近な乗り物になるのが素晴らしい。東京や大阪であれば地下鉄など張り巡らされているため、慣れているかもしれないけど、長崎県佐世保市に来た途端身近な乗り物は自家用車、バイクになってしまう。高齢者が自動車免許を返納するということが度々話題になるけど、絶対こんな田舎で高齢者から免許を奪うことはできない。生活手段を断たれてしまい、孤立する原因になってしまうのではないか。交通機関が発展しているのであれば高齢者がバスや鉄道を使うことが出来るからいいかもしれない。田舎の交通機関は利用者数が少ないので、本数自体が少なく不便なのである。

病院や買い物へ行くのであれば、車というのは必ず必要になってくる乗り物で、いつか乗れなくなるものなのに乗らなければいけないという矛盾が出来てしまう。鉄道問題についてここまで考える機会をくれたのも、鉄道博物館に来たおかげでもある。鉄はモノクロが似合うし、光沢がたまらないなぁとロマンに馳せてしまうのはどうしてなんだろうか。

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