大阪に6年間住んだだけで2度だけ行ったことを覚えている。1回目は初詣に行ったのだが、参詣客に流されて参拝すら出来ないので諦めた。こういう機会しか撮影するチャンスというのはないので行ったけど深く大社内の調べることはできなかった。
2回目は撮影として時期をずらして行った。初詣で来る人が居ない分だけでガラガラとした感じで、参拝することは出来た。神道というわけでもなく、どちらかといえば仏教寄りではあるけど、ほかの宗教とは違い縛りがあるようなものでもないので普通に参拝する。
賽銭箱に投げるお金はだいたい撮影使用料だと思っているし、入場料みたいなものってことで小銭を入れるようにしてる。小さな事かもしれないけど宗教とは何かとを考えるのは良いことだと思う。
生活に根付いた理由や今どういう状態で、どれだけ古いものなのか知るだけでも、自分の持っている価値観が変わっていくのを知る。インターネットで調べた断片的な宗教を信じるのではなく、正しい宗教認識を持った状態で様々な人がいることを知ることで、僕の今後にも活かせるのではないかと、今更ながら思っている。
ブログだから触れることができるので、例えば創価学会はインターネット上でネタされているのが散見されることはあるけど、実際に信仰されている方に話を聞いてみると、カルト宗教というわけではない。事実として過去に信者勧誘が行き過ぎていた時代はあったということは言っている。
本当に信じている人は誘ったりはしないようで、冗談半分で関わるなという姿勢は多いようだ。僕たちは宗教についてあまりにも調べず発言しているのだということに気付いて僕は、まずは話を聞く姿勢を持っているけど、それもまた一つの世渡り上手であるために必要なことなんだと学んだのである。
先人たちが残していった言葉には何か意味がある。人生において学んだことを言葉にして後世に残してくれているので、感謝しなければいけない。実は若い時には気づかないけど、社会人10年目ぐらいになってくると言葉の意味を身をもって知ることになるんだろうな。
そんな宗教的な真面目な話はさておいて、今回は家近くにあった住吉大社に行ってきた。出来る限り、分かりやすく調べてまとめてきたので是非読んで欲しいところだけど、読まずとも済むように写真は何枚か撮影してきた。もっと撮影しておけばよかったなぁと記事を書いているときに思ってしまう。
住吉大社を巡ろう
住吉大社とは
大阪府大阪市住吉区にある神社で全国にある住吉大社の総本社である。本殿4棟は国宝に指定されています。山口県下関市、福岡県福岡市の住吉大社ともに三大住吉の1つとされています。
南海本線 住吉大社駅
2023年6初旬までは大阪府堺市西区にある南海本線石津川駅徒歩2分ぐらいのマンションに住んでいたので、住吉大社まで20分程度で行くことが出来た。なのにも関わらず行くことはせず、初詣、撮影で2回だけとなってしまった。撮影行くところないなぁとか言ってたくせに、行くところは身近にあったはずなのである。
反省するしかない。すまねぇ…
住吉大社駅とそのまんま名前が付いているので分かりやすい。初詣のときは臨時停車することがあるけど、期間外は普通列車しか止まらないので、急行などを使うときは堺駅か天下茶屋駅など乗り換えて向かうことになる。
駅下はにあショップ南海があり、テナントは100円ショップ、ロッテリアなどが入っていた。ちょっと薄暗い感じはあるものの、昔ながらの高架下ならこのぐらいの明るさだから気にしないでおこう。
住吉大社 参道
住吉大社方面に出てくると真っすぐ参道が伸びている。キレイに整備されていて、写真中央に見える木々が生えている場所が住吉大社である。
住吉大社駅のショップ南海は全てのテナントが埋まっているわけではない。普段、各停普通列車しか止まらない駅にテナントを入れても儲からないから、新しい店が増えることは難しいのかもしれない。こういうところは石津川駅など普通しか止まらない駅と同じところではある。
住吉大社駅があるので少し栄えているということはあるかもしれない。例えば100円ショップがあったり、ロッテリアが入っている時点で、ある程度の客足はあるということだ。つまり地域住民の足として使われている駅だということは分かる。
阪堺電車 住吉鳥居前
住吉大社の最寄り駅は阪堺電車「住吉鳥居前」駅だ。6年間で一度だけ利用したことがあるものの、最寄駅が南海石津川駅だったので利用したことがないのである。地域住民の足としてしっかりと根付いており、200円ぐらいの運賃だったのを覚えている。
阪堺電車の運賃(全区間、1回乗車)
- 大人:230円
- 小児:120円
記事を書いている途中に調べてみたら、230円と120円で乗ることが出来る。天王寺までなので環状線に乗ることが出来るので、南海電鉄より安く行くことは可能だ。
もちろん南海電鉄の方が早いというのはあるが、関西私鉄各社の中で遅い、高い、古いとボロクソに言われ続けているので、阪堺電車より早いという部分だけを強調しておきたい。
阪堺電車の線路を横切り、真っすぐ行けば大きな鳥居が出迎えてくれる。住吉大社の入り口に到着する。阪堺電車とたこ焼き屋と一緒に撮影することも、このあたりでは可能という話を聞いたのだがどうなんだろうか。
実際気にしたこともなかった組み合わせで、確かに路面電車とたこ焼き屋の組み合わせで撮れば、大阪らしさ、阪堺らしさを出すことはできるなと感じた。この話を聞いたときには大阪の枚方市に引っ越ししていたときだったので、今更探し回るのも面倒だなと感じてしまった。
鳥居を抜けて真っすぐ見える橋が太鼓橋で、下記の方で説明しているので気になる方はチェックして欲しい。
太鼓橋(反橋)
正面神池に架けられた橋のことを太鼓橋、反橋と呼んでいます。長さ20m、高さ3.6m、最大傾斜48度になる、高齢者は端っこを歩く、子どもは手を引いて歩くようにしてゆっくりと渡っていくようにしなければ結構バランスが取りづらい橋です。
なので橋を渡るだけでお祓いになるという信仰もあり、参拝者(参詣者)が必ず通る橋として有名です。初詣の時は順路、参道から太鼓橋へ本殿へ真っすぐの一方通行になっています。
本宮(本殿)
1810年に建てられたもので、第1から4で本殿を構成しています。住吉造と言われて、神社建築史上最古の様式の1つと言われています。屋根は桧皮葺(ひわだぶき、ヒノキの皮を敷き詰めたもの)となっており、室内は外陣、内陣の2間に分かれ、柱は丹塗(にぬり)、壁は胡粉塗(ごふんぬり。カキなど白い貝を潰した塗料)を使用しています。
楠珺社(なんくんしゃ)
商売発達・家内安全の神様で、古くより商いを営む方々から信仰を受け、樹齢1000年を超えるクスノキがあり、人々は大樹の神秘的な霊力に祈りを捧げてきました。
僕も今回、めちゃでっかい木があるやんっていうことに気付き、立ち止まって見ていましたが、記事を書くまで商売の神様なんて知りませんでした。ライターの記事をくださいって祈っておけばよかったです。
なんか立ち止まって見てしまうなぁと思い、写真を撮ったのですが樹齢1000年を超えるクスノキであることは知りませんでした。
目立つものはないけど記憶に残る住吉大社
住吉大社に来て分かったことは何か吸い寄せられるような感覚で歩いていたことだ。大阪のランドマークような目立ったものはないし、ただの神社にすぎないのかもしれないのに、足を運び立ち止まり歴史に触れてしまう。
京都や奈良にはない目立たない歴史があって、樹齢1000年のクスノキからパワーをもらったような気がした。是非機会があれば住吉大社の別のところを回って記事にしてみたい。