【中判レンズ】Carl Zeiss Distagon (カールツァイス ディスタゴン) 50mmF4【ハッセルブラッド】

ハッセルブラッドのレンズをカメラ装着して使いたいと思った。アダプタ自体1万円程度で手に入れたんだんけど、問題はレンズだった。高いレンズだとLeicaよりは安いけど、それでも10万円前後は見ておく必要がある。

そんな中でカメラ屋で見つけたのが5万円のレンズだった。Carl Zeiss Distagon (カールツァイス ディスタゴン) 50mmF4というレンズで、ハッセルブラッドのマウントである。元々持っているカメラが国産の中判ミラーレスカメラなので、135mmで使用するレンズを変えるたび、いちいち135mm設定に切り替えずに済むというメリットがある。

アダプタを付けるためレンズが長くなってしまうので、まるで望遠レンズみたいになってしまうのが難点だなって感じた。レンズを使おうと考えると「レンズ+アダプタ+ボディ」の組み合わせになり、かなりの重さになり、マウントにも負担はかかるし、どこを持って重心を撮れば良いかも分からない。両手で持ってしまえばいいわけだけど、それなら意味ないよな。

Carl Zeiss Distagon 50mmF4 作例

そんな少し重たさ、大きさが気になるレンズとボディの組み合わせで撮影を行ったんですけど、全体的にキレイに撮れていることが分かる。しっかりと整備されたレンズであったけど、ずっと売れ残っていたレンズ。ハッセルブラッドのレンズといえばプラナー80mmや100mmあたりが標準ともいえるので、その分割安になってしまったのです。

どんなレンズを使おうともレンズの癖というものを見抜いてしまえば、身体が慣れていくので問題はないと思うんだけど。撮影して重心点などを気にしておきたいけど、レンズ重たいアダプタ軽いボディ重たいみたいな組み合わせではどうしても重心が取りづらいので、少しずつ使い方に苦しさを感じていた時に

Carl Zeiss Distagon (カールツァイス ディスタゴン) 21mmF2.8に出会う

【広角レンズ】Carl Zeiss Distagon (カールツァイス ディスタゴン) 21mmF2.8【NikonFマウント】

というレンズと出会ってしまい、交換するように乗り換えてしまった。同じディスタゴンブランドを持つ広角レンズで、詳しくは記事を参照する。

といっても今回の記事で分かるようにディスタゴンの写りというのは真っすぐとした写り方をして、前玉が大口径になりやすいのが特徴ではある。ただレンズを使ってみて、やっぱり透き通る写りを見てしまうとどうしても他のレンズも欲しくなってしまう。ハッセルブラッドのレンズは使っていきたいけど、今後のことを考えると重さについては減らしていきたい。

スナップ撮影において大事なのは僕の中で機動性。品質と機動性のバランスを上手く取れたときに、撮影が満足いくものになっているのは感じていて、ディスタゴンの重さが教えてくれた。もっときれいな写りを求めるとしたらディスタゴンで間違った選択肢をしたかもしれないけど、またマニアックなレンズを買うよりは21mmF2.8レンズであれば、広角レンズの選び方としては間違っていない。

僕個人の問題ではあるけど、今後お金が出来てレンズを増やすことになるのかというと持ち運び面や続けていきたい作品を制作するにあたり、買う必要があるのか考えないといけない。レンズを変えれば上手くいくこともあればいかないこともある。もしかするとクリエイターとしての言い訳が含まれているんじゃないか。

上手い写真を撮るのに良いレンズは確かに必要だけど、それ以前に天候や運、タイミング、技術などの総合的なステータスも上げていくことが大事だとも思って、今回のディスタゴン50mmは諦めることにします。機会があればまたハッセルブラッドのレンズをプラナーあたりを触ってみたい。まぁ今生活的余力は全くなくて買う暇あるなら金返せ状態になりつつある。1円でも多く返していきたいと思えるぐらいには頑張らないといけない。

本当に良いレンズが教えてくれること

僕の場合、お金が人よりももっていないことはある。仕事も非正規雇用だったり、ブロガーだったり、無頓着なところがあったり、散財もしてきたからこそ分かることがある。

良いレンズは欲しいレンズに出会わせてくれる。そのためには様々なレンズを触る機会を与えてくれるカメラ屋に感謝しないといけない。少しずつ消えていくカメラ屋があるけど、どうやったら生き残るのか僕は写真好きとしてブログでしっかりと議論の場を設けていきたいとも。

ディスタゴンというレンズは色々なことを教えてくれた。花の撮り方、スクエア写真。僕はこれからまた買えるか分からないレンズに想いを馳せる前にちょっと人生を頑張ってみたい。

レンズ1本に色々な歴史があって、長く残り続けたレンズほど色々な人の手に渡り、たくさんの人生を見てきたはずなので、ドラマをレンズから感じてみて欲しい。

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