「ロベール・ドアノー」「アンリ・カルティエ=ブレッソン」の写真集が出てきた

写真集を買うというのは、カメラをやっていても買わないことがほとんどなのではないでしょうか。機材ばかりに目がいき、写真集を買わずにもSNSで見ればいいのではないかというのが本音なのでは。

実際そう感じるのは僕もそうだったからなんですが、写真というものを向き合うには写真そのものを知ることが大事だということに気づいたのです。

ボディやレンズ、パソコンや周辺機器で高品質なものを持つこと、お洒落なものを買って気持ちを良くなりたいと思うのは当たり前のことで、カメラをコレクションしている人からすれば、写真集なんて買う必要がないと思われても仕方がない部分にあるのかなと。

ただコレクターや意識高いだけの自称フォトグラファーな人たちではない方は、ぜひ紙媒体の写真を手に取っていただきたい。コレクション性も高いだけではなく、読むことで写真技術や思考、思想などを学ぶことができて、写真撮影基礎を高める効果があります。

確かにSNSでも写真が上手いなぁって思っった方は、広告デザインを手掛けている写真と似た感性を持っている方が多いように僕は感じているのですが、写真に関する撮影プロセスをプロのデザイナーや、写真で評価されてきた写真家の作品を見ることは、何か得るものがあるかもしれません。

今回の記事では、僕が京都の美術館で買った世界的に有名な写真家の写真集2冊紹介します。僕が写真を好きになってカメラ好きではないんだなって思い始めた理由でもある2冊です。特にモノクロが好きでモノクロばっかりを撮っている原因はここに有るんだと思います。

「Robert Doisneau」&「Henri Cartier-Bresson」

ロベール・ドアノー Robert Doisneau

フランスの写真家。パブロ・ピカソなど有名な芸術家たちを肖像写真を手がけました。

アンリ・カルティエ=ブレッソン Henri Cartier-Bresson

暗殺前後のマハトマ・ガンディーを撮影したり、カメラマンとして初めてソビエト連邦に入国が許可された写真家であり、世界で最も有名な写真家だと僕個人では思っています。

僕は上記2冊から写真が好きになりましたね。今までは写真を撮るカメラの方が好きだったのですが、副産物だったものがメインになった瞬間でした。写真をどう上手く撮るか、どう写真と向き合っていくべきなのか、悩み考えているときに一つの選択肢として2冊の存在は大きくありました。

写真を1枚でも多く撮る。写真を1枚でも多く良いものを撮るというのは、日常に溶け込むしか僕は知りません。コテコテの風景写真も好きですけど、彩度をソフトを使っていじり回した写真が今の写真なのでしょうけど、納得がいくわけでありませんね。

でもそういうデジタル写真が評価されているのは確かにあるのですが、特別感がなく、そのまま写すから写真なわけで、加工して評価されていくフォトコンテストに評価方法に疑問を覚えてしまうところです。

写真集を買って読む

小説やライトノベルなど活字に触れる機会は減りましたが、電子書籍という形で触れる機会が増えました。写真もまた新聞や写真集、雑誌という紙媒体から、ブログやSNSというインターネットから液晶ディスプレイを通じてみることが出来ますが、やはり限界は感じられます。

写真を魅せる

写真をインターネットでいうとブログに掲載したとしても、パソコンやスマートフォンの設定や機種によって色合いや明るさが変化してしまい、表現する側としては全てを表現を伝えることは出来ないと考えています。

同じメーカーで同じ設定で同じ機種なのであれば伝わりますが、一般向けに公表する場合は個展やグループ展など展示・新聞や写真集、雑誌という紙媒体で伝えるほうが見えているものをそのまま伝えることが可能です。

但し病気で色が違うように見える場合もありますが、これも一つの感性だと受け入れるしかないと思いますし、100%を伝えることが出来ないということがよく分かります。

だからこそ1%でも表現が多くの人に伝わるなら、デジタルではなくて紙媒体で購入されることをオススメしています。

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